【断熱材の正しい処分方法】安く捨てる・無料回収の方法とは?

断熱材・グラスウール

基本的に、断熱材を自分で廃棄する機会は多くありません。壁の内部や天井裏といった目視できないスペースに置かれており、その搬入や取り出しは業者が行うからです。
しかし、DIYなどで自分で扱う機会がある場合、どのように処分すれば良いのか迷うこともあるでしょう。

目次

家庭ゴミに出せる?

家庭ゴミ

一口に断熱材といっても多くの種類があり、その中にはグラスウールのように綿にしか見えないものも少なくありません。そのため、燃えるゴミとして出してしまう人もいますが、たいていの自治体では許可されていないので注意しましょう。

役所・自治体

心配な場合は役所に問い合わせると詳しく教えてもらえます。基本的には他の建材と同じ扱いを受けることになり、処分の方法もそちらを踏襲することが多いです。

つまり産業廃棄物というカテゴリに入るため、一般ゴミとして捨てることは禁止です。細かく分解すれば、他のゴミに紛らわせることは難しくありません。

しかし、そうした場合は廃棄の途中で有害なガスが発生するような被害につながるケースもあります。そうなれば、条例違反でペナルティが発生する可能性が高いです。それどころか、人や建物に被害が生じた場合、損害賠償の請求を受けるような事態に発展することもあるでしょう。したがって、少なくとも自治体のゴミ回収をあてにするのは自重したほうが得策です。それを無視してゴミの収集場所に置いた場合、回収してもらえなくて永遠に放置されるケースもあります。

見る目

そうなると、町内会などで問題になって、たいていの場合は捨てた人が突き止められてしまいます。その結果、常識がない人であると認知され、そこで生活しにくいような状況になることもあるでしょう。上記のリスクはあくまでも一例ですが、これらを回避するには産業廃棄物を処分する方法を調べなければなりません。

無料で断熱材を捨てる方法

工務店

無料で処分したい場合には家を建てたときにお世話になった工務店やハウスメーカーがあるなら、無料で引き取ってもらえないか相談することも一つの手です。

時間がある方にオススメ

フリマアプリ

工務店などのが難しいん場合にはフリマアプリやジモティーなどで人に譲る方法もあります。キレイな場合などは欲しい!って方が見つかるかもしれません。このようにリユースする方法で無料で断熱材などのグラスウールを処分することも可能です。

産業廃棄物業者に依頼する!

廃棄物業者

これらの方法がどれも難しいなら、産業廃棄物業者に相談するという手がもっとも簡単です。その産業廃棄物業者が産業廃棄物を処分する資格を有しているなら、快く引き取ってもらえる見込みがあるでしょう。ただし、資格を持っていなくても回収しようとする場合があるので気を付けなければなりません。その産業廃棄物業者が不法投棄をした場合、もとの所有者である自分も責任を問われかねません。

※産業廃棄物収集運搬の許可を持っているかしっかり確認しましょう!

したがって、いきなり電話をして頼むではなく、まずはホームページなどを詳しくチェックすることが大事です。資格について記載がない場合は警戒しなければなりません。

許可の確認方法

検索・パソコン

もし記載されていても、それが真実とは限らないので、さらに他の方法で検証することも必要です。一般的には、都道府県の公式ホームページには資格を有する業者の一覧があります。そちらに記載があれば、資格があることを疑う余地はないので、安心して回収を任せても構いません。

断熱材の行方

清掃センター

断熱材のなかには、単純に焼却処理をするのではなく、再利用するための処理を施すタイプも存在します。融解した後にリサイクル品として流用されることは珍しくありません。それを呼びかけているメーカーや団体もあるため、そちらに問い合わせてみることも有効な手段です。持続可能な社会を目指している現状において、エアコンの利用を抑えられるアイテムとして多くの期待を集めています。それゆえリサイクルへの関心も高まっており、その処理拠点が企業の施設内に設けられるケースも増えてきました。

そのような企業が自社の産業廃棄物だけでなく、一般家庭の分も回収する取り組みを始めています。断熱関連のアイテムもその範疇に入っているため、まずは気軽に連絡してみると良いでしょう。一定の量があるなら無償で回収してくれるなど、独自のサービスを展開するようなケースも見受けられます。

再製品化に向けて各社が工夫を始めている状況です。なお、フロンを含んでいる製品に関しては特に注意しなければなりません。フロンを焼却処理によって破壊するステップが必要ですが、その前に分離する作業を要することも多いです。どちらに該当するのか検証したうえで、適切な手順で進めることが求められています。破壊する方法だけでなく、受け入れ先についても慎重に選択することが重要です。エリアの特性や費用なども総合的に勘案したうえで、スムーズに処理できるところに依頼しましょう。

なお、これらの焼却処理は800度という高温で実施しなければなりません。滞留には2秒以上という条件が設定されている点もポイントになります。これらを満たしていることが必須であり、適切に分解できる設備が整っているか確認する必要があります。いずれにせよ、焼却処理が可能な施設への運搬も視野に入れなければなりません。

運搬の途中で事故が起こると、上記のような損害に拡大することもありえるからです。したがって、安全に受け入れが完了するまでのフローを万全にしておくことが不可欠となっています。

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